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早見和真の「あの夏の正解」は「ひたすら泣ける青春小説」

 16日、ちょっと知り合いの小説家・早見和真君から最近作「あの夏の正解」が送られてきた。

 早見君は朝日新聞に「内定」が決まっていたのに、大学を3年も留年した末、退学。入社が「取り消し」となった頃、これも「ちょっとした知り合い」の出版社編集者と一緒に神田の飲み屋で呑んだことがある。

 「朝日新聞記者より、売れない小説家の方がカッコ良い」といい加減なことを言ったような記憶がある。

 彼は自らの経験を基に(桐蔭学園高等学校野球部にいたので)名門高校の補欠部員を主人公にした『ひゃくはち』で小説家デビュー。この作品で一躍「売れっ子」になった。(競馬絡みの『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞を受賞している)。

 愛媛県松山市に移住しているらしく、この「あの夏の正解」は愛媛新聞に連載していたものらしい。

 (FM愛媛で『早見和真のリトルトーキョーはいらない』を放送しているので、結構、有名人らしい)

 「あの夏の正解」は一種の「コロナ禍もの」。甲子園が中止になった夏。夢を奪われた選手と指導者はどう行動したのか?を書いている。

 小説というよりドキュメント?

 舞台になった、愛媛の済美と石川の星稜、強豪二校の関係者には必読ものだろう。

 早見君、俺のこと、忘れていなくて……ありがとう。

 良い作品だ。俺も泣けたよ。

 売れると良いなあ!

 

<何だか分からない今日の名文句>

栄冠は君に輝く?