中村吉右衛門は単なる歌舞伎役者ではない。『巨人の星』の「星一徹」まで演じた!
1日朝、国際医療福祉大学三田病院で、膵臓の内視鏡検査結果を聞く。
格別の変化はなかったのでホッとする。(また、ゴルフの名選手に出会った。奴、背がベラ棒、高いんだ)
昼飯は銀座4丁目の木村屋でカレーライス。
午後3時、仕事場にNHKの記者さんが来訪。
記者さんが見つけ出した40〜50年前?の「謎の政治小説」の筆跡を調べてくれ!という依頼。
誰が書いたのか? 僕にも分からない。
このところ、中村吉右衛門が亡くなった悲しいニュース。
同い年(昭和19年生まれ)。同じ頃、早稲田に通った。だから、大ファンだ。
今でも、BSフジで毎週午後6時5分、月曜日は「鬼平」を、火曜日に「斬り捨て御免!」を見ているので……亡くなるなんて……ビックリした。
77歳は早過ぎるじゃないか。
ニュースは「人間国宝」のことばかり強調しているが、時代物から世話物までを自在に演じる「役者馬鹿」。
吉右衛門襲名後も歌舞伎以外の舞台を次々に実現している。
『太宰治の生涯』、『風林火山』、『蜘蛛巣城』……『巨人の星』が舞台化された時は「星一徹」を演じている。
もっと吉右衛門を見たかった。合掌。
<何だか分からない今日の名文句>
役者が一枚上
(役は彳+殳の会意文字。
彳(テキ)は道を行くの意。
殳(るまた)は武器を持って討つの意。
役者は「辺地を守りに行く」のだ)