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「24歳の男性」こそ最大の被害者。4630万円は一生を棒に振る金額じゃないのに?

 例の「誤送金4630万円」返さない事件。

 まるで「阿武町」が被害者!と言った報道だが、最大の被害者は「4630万円」を誤送金された「24歳の青年」である。

 大金を見せられて、まともな「判断」が出来なくなった。

 はっきり言えば、世間知らずの青年が「欲ぼけ」症状になってしまったのだ。これは精神病患者の部類だ。

 この騒動で被害を受けた人は何人もいるが、「誤送金」で、人生をめちゃくちゃにしてしまった「24歳の青年」が最大の被害者だろう。

 男性は、1年半前に町内の空き家に住むことで支援を受けられる「空き家バンク制度」で移住してきた若者。庭先の家庭菜園では野菜を育ていた「普通のイケメン」。

 大金に目が眩み、逃走を続けているが、どうせ、いつかは捕まる。

 場合に拠れば、  民事とは別に、詐欺罪、窃盗罪、電子計算機使用詐欺罪、単純横領罪などの罪で、懲役2年程度の実刑にもなる。

 ああ、気の毒だ。

 今更、言っても仕方ないが、4630万円は「一生を棒に振るような金額」では断じてない。

 16日、男性の弁護士が会見して「警察の聴取や裁判にも応じる。だけど、お金は返せません」と話したようだが、使い切ってしまったのか?

 「24歳の男性」のその後の人生を予想すると、切なくなる。

 しばらくしたら、阿武町役場には「24歳の男性」の社会復帰に力を貸す「責任」があるような気がするんだけど。

<何だか分からない今日の名文句>

金が仇敵の世の中

(菊田菊伴著「引かれ者の小唄」より)