「どうせ死ぬなら自宅がいい」の近藤誠さんは「タクシーの車内」で死んだ
コロナで外に出られない「お盆休み」。幾つか、本を買い、乱読の毎日。
その一冊、近藤誠さんの「どうせ死ぬなら自宅がいい」を読んでいたら、何と、近藤さんが8月13日朝、亡くなった。
出勤途中のタクシー車内で異変が起こり、搬送先の病院で死亡が確認された。
虚血性心不全? タクシーでの「最期」? 73歳だった。
常々「どうせ死ぬなら、病院よりも住み慣れた我が家がいい」と思っていたので、近藤流「在宅自然死のススメ」を読んでみよう!と思っていたのだが……「検査、治療、薬」に無縁の近藤さんらしい「潔い」死に方。
でも、ちょっと「早死」という気もする。
「医者に殺されない47の心得」の中で、近藤さんは「がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん」「がん検診は、やればやるほど死者を増やす」と説いていた。
医者を疑え!という姿勢。だから、医学界からは総スカン?
でも、近藤さんのお陰で、我々は「医師を疑う」ことを学んだ。
だからと言って、僕が「近藤流」を全て信じている訳ではない。
肺がんの手術を受けているし……
経営最優先病院の言い分は疑うけど、それそれの分野で「名医」を信じるのが「牧流」ということかなあ(笑)
それにしても、どこに行っても、コロナ患者が急増。医療機関の電話はパンク。治療は出来ない。
仕方なく、国民の多くが「治る可能性がある薬」を個別に準備する羽目になってしまった。
どこの医療機関でも「コロナ」を治療するのが、当たり前じゃないか?
国も、専門家も、信じられない「昨今」だ。
<何だか分からない今日の名文句>
70歳過ぎれば「病気のデパート」?