Monthly Archives: 8月 2022

やっと逮捕の「五輪汚職・高橋治之」さんは”満州帰り”のドン「高橋義治」さんの倅

 東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー選定を巡る汚職事件。東京地検特捜部はやっと、組織委元理事、高橋治之を逮捕した。

 なぜ、逮捕が大幅に遅れたのか?

 これは(あくまでも、僕の推測だが)高橋さんが「特別の人脈」を使って、捜査に圧力を掛けたからだ。

 「特別の人脈」は、彼の父、高橋義治さんに遡る。

 高橋義治さんは平戸松浦藩の藩士、高橋猪之助の長男。法政大学経済学科卒業して「東満洲産業」という半官半民の会社の秘書課に入り、日中戦争時代の満州国で活躍。当時の濱口雄幸総理大臣の血縁にもなった。

 戦後、帰国した義治さんは、戦後のモノ不足の時代に輸入物資を売りさばいて財を築き、”満州帰り”のドンと呼ばれた。

 いくつかの事業を手がけた後、日本教育テレビ(現テレビ朝日)の設立に関わり、取締役にも就任。政界、実業界、マスコミの間に「特別人脈」を広げた。

 長男の高橋治之さんは、僕と同じ1944年生まれだが、貧乏人とは違って、慶應義塾幼稚舎→慶應義塾高校→ 慶應義塾大学法学部卒業。典型的なお坊ちゃん。(慶応時代、同窓の小沢一郎と親しくなったらしい)

 何をやっても、文句が出ない。電通に裏口入社?しても、平社員なのに「運転手付きのベンツ」で出社していた。

 彼には「それなりに力量」があったとは思うが、やりたい放題の「お坊ちゃん」は父親の”満州帰り”人脈を利用して、さらに大きくなったのだろう。

 今の日本国では「戦後に活躍した人物」の2世、3世が物事を牛耳っている。

 安倍さんもそうだが、犯罪を起こしても「自分だけは特別扱い」と勘違いする連中ばかりだ。

 せめて、地検特捜部だけは、まともな捜査をしてくれ!

<何だか分からない今日の名文句>

「正義」とは貧乏人の味方!