笹川良平さんの「世界は一家、人類はみな兄弟(姉妹)」の名文句を統一教会側は利用した？
７月３０日の「報道特集」が、アメリカ統一教会の元幹部を直撃取材。
＜１９７０年、日本武道館でおこなわれた統一教会と関連する政治団体「国際勝共連合」のイベントで、右翼の大物・笹川良一氏が胸をたたきながら『私は文（鮮明）氏の犬だ』と言った＞という証言を引き出した。
「犬」とは……飼い犬、迷い犬、捨て犬、野良犬、野犬……多分、笹川さんは「忠犬」のことを言ったのだろう。
日本書紀に登場する、日本最古の忠犬は、５８７年頃、物部守屋の家来・捕鳥部万の飼い犬。朝敵として晒される主人の遺骸を餓死するまで護り、朝廷に自分と主人を墓に葬らせた。（白い犬だったらしい）
笹川さんはこの「白い忠犬」をイメージしたのだろう。
（忠犬ハチ公のことかも知れない。主人の東京帝国大学農学部教授の上野英三郎の帰りを渋谷駅で「その死後」も待ち続けた）
笹川さんは「私が文鮮明氏の犬だ！」と「最高のお世辞」を言った。
本当のところは「反共の神様を政治的に利用しています」と言っただけだろう。
要するに「仲の良い利益共有者」という位置付けだ。
統一教会も、もちろん、笹川さんを利用している。
笹川良平さんの「世界は一家、人類はみな兄弟(姉妹)」の名文句。
統一教会側はこの文句を利用して「世界平和統一家庭連合」という新しい名称を考え出した！と思うのだが……。
そう言えば、日本維新の会は国会議員を対象に「旧統一教会との関わり」を調査したようだが「関係あり」が１３人。
代表の松井一郎さんの父親は笹川良一さんの運転手をやっていた。松井一郎さん自身、住之江競艇場の照明・電気設備関係の工事・補修を一手に請け負う「（株）大通」の元代表取締役。今の社長は彼の弟。要するに「笹川一家の組員」？
「維新」は超右翼！とは知っているが、自民党安倍派と同じような「闇の関係」にいるんだろう。
＜何だか分からない今日の名文句＞
皆兄弟とは
“Leave No One Behind“
（誰一人取り残さない）