「100番取って負けない相手に決定戦で負けると思いますか?」。若貴決戦の真相は
週末、元関脇・貴闘力の「大相撲土俵裏」という告発本を読んだ。
貴闘力はYouTubeチャンネル「貴闘力部屋~相撲再生計画~」で、相撲業界の土俵裏を書いて人気らしいが、その「書籍版」。
八百長、賭博、かわいがり、年寄株問題、協会の派閥争い、若貴との関係…ともかく、面白い。
貴闘力は、15歳で元大関・貴ノ花の藤島部屋に入門。若乃花、貴乃花の兄弟と一緒に暮らした。
実は、例の「若貴の兄弟決戦」の真相が気になっていたのだが……貴闘力はそれとなく「真相」を暴いている。
1995年11月場所。
千秋楽の優勝決定戦は、12勝3敗の横綱・貴乃花と大関・若乃花との兄弟対決。
大相撲史上に残る一番だったが、期待に反して「超凡戦」。若乃花が下手投げで勝ったが……もしかして兄弟八百長?
「真相」が気になっていたが、この本では、引退後の貴乃花が周囲に
【100番取って負けない相手に決定戦で負けると思いますか?】と言ったらしい。
なるほど、なるほど。
ともかく面白い本だ。
<何だか分からない今日の名文句>
一人八百長?
(相手の事情に同情して
全力を出さず勝ちを譲ること)