現金3400万円を残し、一人で亡くなった「ある行旅死亡人の物語」が超話題!
「ある行旅死亡人の物語」(武田 惇志、伊藤亜衣著)が話題だ。
昨日31日、サンデー毎日の【(渾身ルポ〕3400万円の現金を残して孤独死した女性 あなたは一体誰ですか?】を読んで、この本の存在を知った。
2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。
現金4300万円が残されていた。
小さな記事を読んだ共同通信の二人の記者が「この孤独した女性は何者なのか?」。興味を持った。
星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑……。二人は、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。
女性は「田中千津子」と名乗り、1982年3月からアパートに住み続けていたが、住民票がなく、保険証や病院の診察券、親族からの手紙や電話帳なども見つからなかった。
部屋からは「田中千津子」名義の年金手帳が見つかり、1945年9月生まれとあったことから、死亡時は75歳と推定された。死因はくも膜下出血だった。
手がかりは何かないか?
二人は「田中」姓に混じって見つかった「沖宗」姓の印鑑に注目したのだが……
ともかく、この物語は面白い。
今日から12月。
ちょっぴり寂しい季節だ。
<何だか分からない今日の名文句>
孤独とは……
精神的なよりどころとなる人や、
心の通じあう人などがなく、
さびしいこと。
孤立とは……
助けが得られず独り切り離された状態