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「大本」の出口王仁三郎は何故、慕われたのか? 今、必要なのは「宗教指導者の義侠心」

 時々だが、月刊「ムー」を読む。

 UFOから超能力、UMA、超常現象、古代文明、スピリチュアル、魔術……ヘンチキリンな雑誌だ。

 最新号の特集は<『日月神示』大予言 赤い龍神の謎>

 例の“自動書記“の岡本天明が「ロシアが攻めて来る」と予言していた!という話。(”自動書記“とは「ものにつかれた状態で無意識的に有意味な文字を書くこと」)

 岡本天明は「大正日々新聞」の記者。「大本」の信者だったので、この特集も「大本出口王仁三郎」に触れている。

 実は「出口王仁三郎」に興味を持っている。

 彼は、明治31年、「大本」の開祖・出口なお(直)と知り合う。

 この極貧生活を送る無名の老婆が、日清戦争を予言したり、病気治療をしているのを見て、彼は「大本」という宗教を作った。

 強烈な個性で、昭和前期、「大本」を日本有数の宗教団体に発展させたが、何というか「奔放磊落」。面白い男なのだ。

 政府の「国家神道」と相容れないので、危険勢力として弾圧を受け、7年近く拘束されたが、いつも元気なのだ。

 羽目のはずれ!というべきか、ともかく、自分勝手の行動ばかり。

 賢いのか? 大愚か? 

 豪傑なのか、凡俗なのか?分からない。

 この人物、若い頃から、義侠心を持ち、地元の侠客の親分から養子の申し込みがあったらしい。

 反権力で、義侠心たっぷりの宗教指導者が居た!

 言いたかないが、このところ、軍拡の公明党=創価学会にガッカリしている。

 まして、金儲けの宗教団体ではダメだ。

<何だか分からない今日の名文句>

「軍部があまり強く出ては

国をつぶす」

<東条英機陸軍大将と築地の料亭で会い         

出口王仁三郎はこう言った>