有田さん!「下関は『統一教会の聖地』」と言うのは如何なものか?
山口4区補選の有田芳生候補。健闘している。
有田さんは僕がサンデー毎日の編集長として「オウム真理教」追及キャンペーンを展開した頃、知り合った方。親しくして貰った。
今回の選挙戦、有田さんは自らを「奇兵隊」と称した戦略。
「奇兵隊」は文久3年(1863年)の下関戦争の後に、高杉晋作らが発案した戦闘部隊。
選挙区の中心「下関」の歴史を巧みに「利用」している。
この選挙区、凶弾に倒れた安倍さんの“空席”めぐる戦い。
山口4区の有権者数は約24万人、前回の総選挙では投票数11万票、安倍さんは8万票取っている。
有田さん、5万票取れば当選? 期待している。
ところが、最近、気になるのは、有田さんが、ことあるごとに「下関を『統一教会の聖地』だ」と発言していることだ。
コレ、誤解を生む言葉じゃないのか?
有田さんは自身のTwitterで
《統一教会が下関を聖地としているのは事実です。この土地から自民党との癒着が全国に広がっていったのです。岸信介→安倍晋太郎→安倍晋三。歴史の基礎知識です》と、改めて、主張する。
しかし、統一協会はどこでも「聖地」にしてしまう。
早稲田大学だって、彼らは「聖地」と呼んでいる。
第一、ほとんどの下関の人々は「このカルト集団」と無縁じゃないか?
「下関は統一協会の聖地」と言われ、市民は何と思うだろうか?
確かに<自民党=統一教会>の側面もある。統一協会を壊滅しなければならないが……この「誤解を生む表現」は選挙の最中、如何なものか?
どうしても、言いたければ「下関を統一協会の聖地にしてはならない!」と言ったら、どうだろうか?
当選まで、あと一歩?
頑張れ! 有田さん
<何だか分からない今日の名文句>
攻める選挙=守る選挙