週刊文春の「安倍元首相暗殺 疑惑の自衛官」はどう見てもガセ情報?
週末、何度も何度も「週刊文春』(5月18日号)の検証レポート
【“安倍元首相暗殺”疑惑の自衛官を直撃 男の端末に「事件現場の見取り図と大和西大寺駅の工事図面が保存」】を読んだ。
オドオドしい「見出し」。何やら、安倍暗殺の山上容疑者に「自衛官の黒幕」がいた!と読める。本当だろうか?
8ページの大作だから、特ダネの「扱い」なのだろう。
キッカケは、編集部(情報提供窓口「文春リークス」というらしいが)に届いた一通のメール。送信元は〈「防衛省で監察部門の職にある」と自称する匿名のA氏〉。
A氏は「事件発生後、海上幕僚監部宛に、現職自衛官が関与しているのではないか?と言う情報が入った」と主張する。
週刊文春が取材を始めたのは当然である。
『文春』取材班は10カ月間、このネタを追う。『文春』の取材力はさすがだ。
そして4月29日、「疑惑の自衛官」から約1800字の回答書が届いた!と言うのだ。
そこには〈安倍晋三の殺害が達成された今、私は罪には問われないと自負しております。殺人教唆だとか騒ぐ人達は自衛隊内においては多数おりますが、私が意図して山上容疑者に対して指示をした確固たる証拠はないはずですから、完全犯罪です〉と書いてあったらしい。
どうやら、この自衛官は京都の居酒屋で、たまたま「山上容疑者」と合い、この時「安倍は死んで詫びるべきだ」と言ったらしい。
それが「暗殺」のキッカケ!と読めないけれど……よく読んでみると、その「筋書き」には無理がありすぎる。
情報の「ウラ」は何も取れていない。
(確実に言えることは、この人物が〈先月まで海上自衛隊にいたこと>だけだ)
これは「ガセ」!と僕に思えてならない。
取材の努力は分かるが、この記事はボツにすべきだった!と思うけど。
まあ、次号を期待したい。
気になっていたのは、例の渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦している名人戦七番勝負。
「週刊文春」の記事の検証で、観戦出来なかったが、渡辺さんが連敗を止め、この結果、七番勝負は藤井の2勝1敗。次戦の第4局は5月21、22日(日、月)、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われる。
今度はじっくり、見よう!
<何だか分からない今日の名文句>
嘘ついて 隠す手法は 安倍譲り
(017foreverさん作)
<5月12日のブログ。通信不良で、
更新が遅れ申し訳ない。気をつけてます>