「辰(龍)」は架空の生き物。干支に入ったのは「食糧安全保障」の祈りがあったから(次回は1月4日)
2024年、新年おめでとう。
今年は干支で唯一架空の生き物「辰(龍)」の歳。
隅田川で育ったので、小さな頃には「龍」は実在の動物!と勘違いしていた。
近くの浅草寺(東京最古の寺?)の山号は金龍山。飛鳥時代の628年、隅田川から本尊の観音様が発見された時、金龍が天空から舞い降り、一夜で千株の松林が出来上がった!と教えられた。
外国人旅行者が決まって記念写真を撮る雷門。正式には「風雷神門」と言って、風神、雷神が安置されている。
風神、雷神は「風雨を司る神様」。風水害を除け、伽藍を鎮護するために祀られた。
「五穀豊穣」の祈りも、込められている。
なぜ、干支に辰(龍)が入ったか?
「ワニが転じて龍になった」という説もあるが、古い文献の中には「古代中国では農作業を行う暦に恒星の『大火』を用いた。大火とは、さそり座のアンタレス」とか「殷の時代は大火を『辰』と呼び、守護神扱いした」と解説する向きもある。
「アンタレス」は真っ赤。つまり「大火」。南の空、天の川付近に輝く。「さそり座」の心臓あたり?らしい。
良くは分からないが、干支に入った「大火」の龍は農作業を守る「神様」になったのだろう。
さて、その「龍」の2024年。
神様たちの意向とは正反対で、世界的な飢饉がやって来るような気がする。
二つの「戦争」はもちろん、次々に起こる異常気象。
それに加えて深刻なのが「格差」。貧乏国の日本で「飯が食えない人々」が出て来るだろう。
もしかして、2024年は「食糧安全保障」危機の時代ではあるまいか?
景気の悪い話はこのくらいにして、「大谷」「藤井」の活躍、ついでに、右半身麻痺の当方、「安全な歩行」を祈りに、近くの「金龍の浅草」に行こうかな(笑)
今年も、言いたい放題のブログ「日本魁新聞社」をよろしく!
<何だか分からない今日の名文句>
川柳に「風の神 雷門に 居候」