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「神日本磐余彦火火出見天皇」が即位した記念日。岸田さんは知ってる?

2月11日は建国記念の日。岸田さんが偉そうにコメントした。

 <本日は建国記念の日です。長い歴史の中で、我が国は幾度となく大きな困難や試練に直面しました。

 一人一人のたゆまぬ努力と国民の絆の力によって築かれた礎の上に、今日の我が国の発展があります。1月に発生した能登半島地震も、国の力を結集し、必ず乗り越えて参ります>

 何やら、建国と「地震(災害)」を無理やり結ぶ付けている感じ。このコメントには「感動」もなければ、「意味」もない。

 建国記念日を機に、今まで以上に、被災者は我慢しましょう!と言うのか?

 大体、岸田さん、建国記念日の「成り立ち」を知っているのか?

 天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の3代目に当たる、幼名「神日本磐余彦火火出見天皇(かむやまといわれひこほほでみのすめらみこと)」という人物が居た。

 今の宮崎県辺りに暮らしていた彼は「東方に美しい地がある」と知り、天下を治めるため、旅に出ることを決意した。

 旅先で、地元の豪族の抵抗にあって、兄弟を亡くしたり、いくつもの困難を経験する。

 それらを乗り越えて、美しい「大和」」の地に到着。そこで「都づくり」を始める。橿原宮を建て、そこで初代天皇に就任。「神武天皇」を呼ばれることになる。

 その日が「辛酉年春正月庚辰朔」。つまり、旧暦の紀元前660年1月1日。

 その即位の日を新暦で換算したら「2月11日」になった。

 要するに、この日は「神武天皇の偉業」を称えた記念日。(「権力闘争」勝利の記念日?)

 少なくても、岸田さんが言うように「長い歴史の中で、我が国は幾度となく大きな困難や試練に直面しました。一人一人のたゆまぬ努力と国民の絆の力によって築かれた」という話とは「意味」が違う。  

 大体、岸田さんは「勘違い」が多すぎる。

 最近は、政治資金に関して、岸田さんは「民主主義のコストをどのように負担していくか」と話した。

 「民主主義のコスト」って何だ?

 スナック・居酒屋の飲み代。お土産代、10万円の寿司、16万円のラーメン代……こんなものが「民主主義のコスト」?

 野党議員から、国民から笑われている。

 常識はずれに、困った、困った(笑)

 <何だか分からない今日の名文句> 

  雲に聳ゆる 高千穂の

  高根おろしに 草も木も

  なびきふしけん

  大御世(おおみよ)を

  仰ぐ今日こそ たのしけれ

 (紀元節)