師走!と言うのに、雑誌「ノジュール」の勧めで「一ノ宮巡り」を始めた
雑誌「ノジュール」は大好きだ。
「ノジュール」とは(鉱物学の専門用語で)「硬くて丸い石球」。要するに「団塊」のこと。「団塊の世代」の語源になった言葉だ。
その「団塊世代」も70歳の半ばに入った。俺は80歳になっちゃったけど……(笑)
12月号の特集は「一ノ宮御朱印旅」。
「一の宮」は、平安時代から鎌倉時代初期にかけて、自然に整った「一種の社格」。
権力(朝廷や国司)が指定したものでなく、由緒の深い神社、信仰の篤い神社がそれぞれ「信者」を持って、「神社の序列」が生まれた。
その最上位が「一の宮」である。
北は北海道から南は沖縄県まで、全国いたるところに「一の宮」がある。(全部で102社・108か所)
それを全部、まわろう!と思い立った。
で、12月1日、スタート。比較的近い(さいたま市緑区にある)氷川女体神社を選んだ。「武蔵国一宮」である。
祀られた神様は「奇稲田姫命」。
「須佐之男命」の奥さん。大宮の氷川神社は「亭主」が祀られているので「男体社」。で、氷川女体神社は「女体社」になるらしい。
小高い丘に鳥居。森林が「島」になっていて、周囲は「見沼(神池・御沼)」が広がる。
この神社を発見したのは江戸時代の学者・橘 三喜。延宝宝3年(1675)から23年かけて全国の一宮宮を参拝し、その記録を『諸国一宮巡詣記』全13巻に残している。
令和の時代、80歳でも「5年ぐらい」かければ、「一の宮走破」出来るかな(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
太陽は夏至に
西北西の氷川神社に沈み、
冬至には東南東の
「氷川女体神社」から昇る。