大好きな「弁天小僧」の三浦洸一さんが97歳で亡くなった
子供の頃、「弁天小僧」の大好きだった。
歌舞伎「白浪五人男男」(河竹黙阿弥作)を何度も見に行った。(母が東銀座の「歌舞伎座」の常連だった)
弁天小僧は本名「菊之助」。まず名前がカッコ良い。
菊之助は女装して、大店「浜松屋」に現れ「ゆすり」をかける。ところが一味の日本駄右衛門にわざと「正体」をみやぶられて……そこからが良い。
娘姿から片肌をぬぎ、大あぐらをかいて「知らざあ言って聞かせやしょう」と啖呵を切る。
七五調のリズムが耳に心地よい。
何度も何度も見に行った。子供の頃から「怪盗」ものが好きだったのだろう。
ビクター専属の三浦洸一が「弁天小僧」を歌うと、大ヒットしたのを覚えている。
その三浦洸一さんが11日、老衰のため死去した。97歳。多分、流行歌手の最古参だろう。
何となく「昭和は終わった!」という気分。
<何だか分からない今日の名文句>
三浦さんは1983年、
フジテレビの
「笑っていいとも!」に
レギュラー出演。
あの頃
「フジ」はNo.1だった