自民党が選挙区で負けるとすれば「沖縄」?

 参院選まで一週間。
 毎日新聞の世論調査(13、14の両日実施)。「参院比例代表の投票先」を聞いたところ、自民党が37%。公明党、日本維新の会、みんなの党が各8%。これで、民主党惨敗が見えてきた。
 自民党の「1強」は続くが、6月の前回調査と比べ8ポイント減少。これをどう見るか?
 よほどのことがない限り、自民圧勝?は変わらないだろうが……。
 そんな中、南西諸島の防衛強化に向け、新たに編成する陸上自衛隊の「初動担任部隊」の拠点を、沖縄県名護市「辺野古」沿岸部にする!というニュースが飛び込んできた。
 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の代替施設辺野古を「自衛隊の拠点」にする構想。
 かなり前から、小耳に挟んでいたが……参院選終盤のこの時点に、新聞に出たのは何故か?微妙に選挙結果に影響するだろう。
 自民党沖縄県連は大いに悩んでいた。
 党本部からは「辺野古移設」に回帰するよう強く求められ、その一方で、対抗馬である沖縄の地域政党・沖縄社会大衆党の候補者は「県外」を強くアピールする。
 「県外への移設」は『オール沖縄』の声?「辺野古移設」を掲げた瞬間に、勝ち目がなくなる、という見方もある。
 そこへ持ってきて「自衛隊も辺野古に!」というニュース。
 地元からは「米軍に加え自衛隊も使用することになれば、さらに沖縄の基地負担が増す」という反発が出る公算大である。
 東シナ海・南シナ海で海洋進出を強める中国へのけん制。それは必要だが、果たして、県民は納得するだろうか?
 あと一週間に迫った参院選。
 選挙区では負けない!と言われる安倍自民だが、もし負けるとすれば「沖縄」かも知れない。

<何だか分からない今日の名文句>
青い海、輝く太陽、でも沖縄は