「オバマ・金正恩電撃会談」の予感 ?
【6月12日のブログは多忙によりお休みいたします。】

 10日未明、雨がパラパラ。ようやく「本当の梅雨」の気配。気象庁は「梅雨入り」の時期を見直し、訂正するか?
 若い時の僕だったら「なぜ、間違えたのか?」と、しつこく取材したけれど……まあ、どうでも良いことだけど。
 長期間に亘る米中首脳会談。いろいろ報道されているが、本当のところが分からない。
 日本のメディアは「尖閣諸島問題で米中が対立!」という流れになっているが、米中首脳会談はそれだけではない。
 「北朝鮮」は大事な、というより「最大のテーマ」になっていると思う。
 首脳会談の中身はいつも正確に伝えられない。かなり、時間が経ってから「真相」が明らかになる。
 日米首脳会談でも「北朝鮮」は、いつも隠れたテーマだった。
 2006年のブッシュ・小泉会談で、小泉さんは「金正日に会ったら、それほど悪い奴ではない」と水を向けている。これに対し、ブッシュは「いま会えば、北の術中に嵌まる」と断っている。
 当時、この会見の中身は、ほとんど報道されていないが、今では、北朝鮮の研究者の間では「事実」として伝えられている。
 小泉さんに「橋渡し」を頼んだ金正日は「それならば」と、一ヶ月後、ミサイル発射、三ヶ月後に、核実験に踏み切った。
 慌てて、ブッシュは、2006年11月、ベトナムで「核を放棄すれば、平和協定にサインしても良い」と話す。
 小泉さんのアドバイスを受けていれば……歴史は微妙に変わっていたかも知れない。
 今回、習近平は「北朝鮮の問題」で何か提案している、と推察する。
 このところの「北の柔軟外交」はそのサイン?である。
 オバマ、電撃訪朝!とは行かないとは思うが、第三国で、秘密裏に米朝トップ会談!
 というところまで、予感出来る。
 オバマが、日本に何を報告するか?
 その中身が、当面の取材合戦の最大のテーマである。

<何だか分からない今日の名文句>
「悪の枢軸」(ならずもの)と話すのも外交