「牧さんでしょうか?」と呼び止められた
16日の夜は、140周年の明治座で「将軍江戸を去る」を観る。
この作品は、江戸城明け渡しをテーマにした真山青果の「江戸城総攻」の第三部。
歌舞伎は、江戸時代に出来た「古典歌舞伎」と、明治以降に発表された「新歌舞伎」に分かれる。
昭和9年に東京劇場で初演だから、これは新歌舞伎。徳川慶喜を市川染五郎 山岡鉄太郎を中村勘九郎が演じた。
最後の「千住大橋の場」。染五郎が「江戸の地よ、江戸の人よ、、、さらば!」と語る。
新しい日本の将来を願う名セリフ(現実は江戸の平和主義を無視した、薩長が日本をダメにしたけれど)
大怪我の染五郎。完全復活!なかなかの「幕切れ」だった。
劇場を出ると雨。「牧さんでしょうか?」と呼び止められた。
このブログの熱心な読者で、昨日のブログで「明治座に現れる」と知り、やって来たという。
「お会いしたかった」。ちょっと照れ臭いが……感激。「浅草観音裏のひまわり」にも行ったが、会えなかった、と言う。ご迷惑をお掛けました。
日大一高の卒業生の青年だという。最近は毎日新聞の読者より、ブログのファンの方が多い?
照れ臭いが握手した。
さて、週末はオークス。断っておくが、野暮用で東京競馬場には行けない。
馬券は……痩せていなければ、トーセンから行くか?血を信じる。
松垣君から、挨拶状がくる。
産経新聞の札幌支局長になったという。
「落語」担当の編集委員が?「落語の国」から「落語のない国」へ。ちょっと気の毒だが、函館に行けば競輪があるじゃないか。我慢しろ!
夏に、札幌で会おう!
<何だか分からない今日の名文句>
「老人よ、大志を抱け」(松垣君のオチ)