皇太子のご退位論の「雰囲気」
今月の毎日フォーラムで、雅子様に罵声が起こった「小さな出来事」を書いた。読んでくれ。
3月26日午前11時前、東京駅改札口。
長野県奥志賀高原のスキー場に向かう皇太子ご一家。
皇太子ご一家は駆けつけた人々に手を振りながら、 改札口へと向かった時、その場に居合わせた60代と思しき男性が「税金泥棒!仮病・さぼりの税金泥棒!皇室から出て行け!」と叫んだのである。
この「小さな出来事」は一部女性週刊誌に報じられているが、新聞、テレビは触れていない(と思う)。
で、新聞として、書くのが筋だと思って、毎日フォーラムで書いた。
「締め」はこうした。
「不敬」を許されれば……あえて書きたい。
国民の苛立ち。僕は「皇室の危機」を感じてならない。
ーーと書いた。
国民は「雅子さま問題」で苛立っている。
週刊文春、週刊新潮はかなり露骨に「皇室の危機」を書いている。
週刊文春は「ご両親に完全無視され凍りつく報道陣…テレビには決して映らない緊迫の面会現場 雅子妃が『小和田雅子』に戻られた夜」
小和田一家に対する、痛烈な批判である。
覚悟して、書いているのだろう。週刊新潮も同じだ。
月刊・文藝春秋は
「皇太子と雅子妃ご成婚20年独占手記 私だけが知る悲劇の真相 鎌田 勇
35年間、皇太子の相談役を務める筆者が訴えるーー」と書いた。
新聞、テレビはほとんど言及していないが、雑誌の流れをみると、その背景に「皇太子ご退位論」があるように思えてならない。
皇室報道に注目しなければなるまい。
週末の報告。
雑誌の乱読で過ごした。一番、面白かったのは、ホリエモンの日記(月刊文藝春秋)。ホリエモンは凄い。胃も強い。
夕刊コラム「牧太郎の大きな声では言えないが」で、言葉足らずで致命的な誤りをするところ、校閲の指摘で判明。助かる。ありがとう!
ちょっと悲しいこと。12日、東京競馬場のヴィクトリアマイル。かつての同僚のお義父さんが持つフミノイマージンがレース中、故障発生。右第1指関節脱臼。予後不良になってしまった。
31戦8勝。獲得賞金は2億9028万3000円。馬主孝行の馬だったが……あるいは、牝馬が7歳まで走るのが無理だったのか?子供が産めずに……涙が出た。
(このレース、馬券は買わない!と思っていたが、つい、レース直前に衝動的に手を出し……それが当たって……久しぶりに、二週連続的中。ちょっと怖い)
<何だか分からない今日の名文句>
「象徴家族」の悲劇