花形役者は女性縁歴も輝く!
5日は「勘三郎の壮絶死」一色。
テレビに釘付けになって……思わず、泣いちゃった。天才は早く逝っちゃうんだ。
凄ぇ男だったんだ。
歌舞伎に疎いので、あの「可愛い勘九郎」のことしか知らなかったが……革命児だったんだ。
テレビの「お悔やみ番組」は、やり過ぎると、嫌味になるが、勘三郎は違う。もっともっと見たい。もっともっと知りたい。
こんなに無茶苦茶に働き、こんなに知恵を使い、こんなに挑戦し、こんなに愛される男なんて……周囲が「彼に会えば、誰でも好きになる」と言うのが、分かるような気がする。
まさに、人生の花形役者!
そう言えば……思い出した。12歳も年上の女優、太地喜和子さんと浮名を流した時、「勘九郎はもう19歳になったんだ」と驚いたことを思い出した。
何かにつけて、驚かせるのが花形役者。
宮沢りえとのことにも驚いた。
りえは貴花田との婚約を発表したが、2カ月後に婚約を解消。その後、芸能マスコミが、りえを追いかけていた。
当時、僕がいたサンデー毎日も追いかけていたが……勘三郎との関係がバレた。
人間関係に悩んだりえの「相談相手」になったのだろう。
94年、親密な関係がクローズアップされ、りえが自殺未遂する騒ぎになった。
でも、周囲から「お叱り」は少なかった。誰もが、人情肌がなせる技、と思ったのだろう。
花形役者にはスキャンダルが必要。でも、スキャンダルに負けないのが花形役者である。
中村勘三郎は並の「国民栄誉賞」以上に、我々を感動させてくれた。
ありがとう!
テレビのニュースが全て終わった 深夜、一人、寂しく、熱燗の「菊正宗」で、昭和の、平成の花形役者・勘三郎を送った。
<何だか分からない今日の名文句>
いよ~、中村屋!