①サラバ!お洒落な事件記者「米さん」
②「This is bad」のオバマが勝つ!
11月1日夜は、有楽町の新国際ビルで「米山貢司さんを偲ぶ会」。
米さんは、社会部の大先輩。米山・警視庁キャップに「2課4課担当の事件記者」として仕えた時期がある。
スーツが似合うキャップだった。メチャクチャ明るい人で、酒が飲めないのに、宴会芸は社会部ナンバーワン。ゴルフの腕前も、カラオケも、草野球でも、他を圧していた。
仕事は? ボイボチで、読売新聞に抜かれてばかりいた小生だが、米山キャップに怒られた記憶はない。
その「米さん」が7月13日、亡くなった。83歳だった。
偲ぶ会の会場は、米さんが青春を過ごした元毎日新聞社の隣の新国際ビルが選ばれた。
その旧有楽町時代の同僚を始め、参加者は63人。骨折で、やっと職場復帰した丸山社会部長も、松葉杖で参加。盛会だった。
「新聞販売の世界」では「伝説の販売店主」と言われる江崎善三郎さんが静岡から上京され、挨拶された。米さんの人脈の広さ。流石である。
政治評論家の岩見隆夫先輩が「有楽町時代、毎日新聞は東京組と大阪組がいがみ合っていたが、東京組の米さんは、大阪から転勤でやって来た私に優しかった。融和型の人だった」と挨拶。
米さんは「融和がお洒落」と心得ていたのだろう。
司会の堤哲先輩に促され、岩見さん、政局展望も話した。
「橋下維新プラス石原新党はブームになるのか? 精々、衆院で50人の取れるかどうか」と予測していた。
解散風が吹いたり、停まったりの政界より、気になるは、投票日まで1週間を切ったアメリカ大統領選挙。
主要な新聞が、どちらの候補者を支持するかを相次いで表明しているらしい。
前回、オバマ大統領支持だった新聞の中には、共和党・ロムニー候補に切り替えるところも出て、大接戦らしい。
この4年間、アメリカ経済が好転しなかったことが最大の理由だが、だったら、共和党政権なら、どうだろう? 甚だ、疑問だ。
去年、年末から新年にかけ、オバマ人気が急落した時、サンデー毎日の「牧太郎の青い空白い雲」で、あえて「オバマ再選間違いなし」と書いた。
今も、見方は変わらない。
確かに、大富豪のカネ? で、ロムニー陣営は、CMの本数で優っているが(選挙資金の差は約4500万ドル。日本円で約36億円)まだまだ、オバマ人気は根強いとみた。
オバマ陣営は、メールで「This is bad」と組織的に発信しているらしい。
「負けそうだ!」という意味だと思うが、「99%が貧乏人」のアメリカでは「お金で負けそうなオバマ」は、それが「広告塔」である。
接戦でも、オバマは勝つ! と信じたい。
<何だか分からない今日の名文句>
金権選挙をお洒落に勝つ?